TOP / 留学 2016.05.02

留学のすすめ!君をのせて

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地球

世はゴールデンウィーク真っ盛りである。
今年は長い人で10日間の休暇というからこれはもう遅れてきた春休みだ。
休暇明けは近年まれにみるレベルで五月病患者が増えそうなので、ゴールデンと言うよりはガッデムウィークなのかもしれない。ガッデム!
また、休暇といえばバカンスであるが、バカンスの意味は「フランス人の長期休暇の過ごし方、もしくはそれを意識した長期休暇の呼称」だそうだ。
フランスの法律では、休暇は連続5週間まで取得可能らしいので「さすが革命を起こす国はすごいな。休みもそうやってもぎ取ったんだろうな」と悔し泣きである。ガッデム!

かばんにつめこんで

さて、このGWに旅行をした方も多いと思うが、荷物の量はいかほどだろう。
今回は留学の際の荷物についてである。
なにかと不安の多い留学では、トランクになんでもかんでも詰め込みがちだが、究極を言うと、持っていくものは5つで良い。

・財布(日本円・現地通貨・クレジットカード入り)
・パスポート
・航空券
・携帯
・学校提出書類

あとは現地で買える。なんなら携帯も現地で買える。
そういえば、ジブリ作品『天空の城ラピュタ』の主題歌「君をのせて」では、鞄に詰め込んでいるものは「ひと切れのパン、ナイフとランプ」だけだ。漢らしすぎる!
そこまで極端ではないが、留学も同じでなんとかなってしまうのが実状だ。なにせ、そこで立派に生活している人がいるのだから。
言葉もろくに通じない海外で、重く大きな荷物を持ってうろうろすることほど心細く危ないことはない。
ここは一つ割り切って、身軽で行くことをお勧めする。

そうはいってもやはり不安!
そんな人は、持っていく服や靴を捨てて惜しくないものにしよう。
現地で着潰し・履き潰した衣類は全て捨て、トランクの空いたスペースにお土産を入れれば効率的だ。
長期留学の場合は、「あとで日本から送ってもらう」という手も使える。
とにもかくにも、渡航先で「あれを持ってくるのを忘れた!」と青くなる必要は全くない。気楽に荷物を詰めよう。
ちなみに私が今から留学に行くのであれば、リュック一つで事足りる自信がある。女としてどうなんだという言葉は飲み込んでほしい。

空港で見た渡航上級者たち

空港には様々な人たちが集まる。私が見かけた猛者(もさ)を二人ご紹介しよう。

一人目は、同じ便に乗っていたおじいさんである。
持ち物はなんとコンビニのビニール袋のみ。
行き先はパリであった。
最初は「荷物を預けているからあれだけ身軽なのだろう」と思っていたのだが、手荷物受取場を華麗にスルー。本当にコンビニに行く感覚としか思えない足取りだった。
そのあまりのラフさに、自身の荷造りの苦労を思ってむなしくなったのは秘密だ。

二人目は、フランスで見かけた洋ナシ体系のおじさんだ。
乗り換えの関係で、飛行機を待っていたら、不意に目の前のおじさんがリュックから人参スティックを取り出したのだ。
もう一度言う。人参スティックを取り出したのだ。
確かに、確かに、そのころちょうどおやつ時だったのだが、誰がジップロックに入った人参を齧りだすと予想できただろう。
意識高すぎである。私も自然にそんなお茶目ができる人間になりたい。

皆様もぜひ海外へ赴く際は、日常の延長として気楽に持っていくものを考えてみてはいかがだろうか。

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