TOP / 社員日記 2017.11.30

いまこそ「紙」派! 紙の製品あれこれ  その2

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紙の製品あれこれ 2

紙について日々思いを巡らし、アンテナをはっています。

すると、日常の生活の中で目立たなくともがんばっている、けなげな紙製品たちが輝いて見えてきてしまうことがあります。

「そう、私はここよ」と言わんばかりに。あぁ、ここにもいたのね、可愛らしい紙たちよ……と、コミュニケーションをとる域まで達観できてはいませんが、素直に嬉しくなるのです。

まだまだ紙たちは愛されていることにあらためて気づかされる「紙」派の今日この頃。

ということでシリーズ第2弾の今回も、巷にある愛しの紙製品や文具についてご紹介していきたいと思います。

それではこちらから参りましょう!

 

印傳工芸品のようなブックカバー

  ミナペルホネン1

平安時代から和紙の産地として知られる山梨県の和紙メーカー大直と、工業デザイナーである深澤直人さんが共同で手掛ける「SIWA」。「毎日使える和紙製品ブランド」として注目を集めています。

 

「SIWA」というブランド名は、紙の「しわ」と和紙を逆さから読んだ「紙和」をかけてできたそうです。

和紙メーカーの大直が商品開発した破れない障子紙「ナオロン」、それをあえてくしゃくしゃにプリーツ加工する。そうすることにより生まれる新たな風合い、優しさを生かした紙の可能性を広げるSIWAから素敵なブックカバーのご紹介です。

ナオロンとは、和紙の風合いを残しながらも使い込むほどに深みがます革にも似た特徴をもち、丹念に精製される和紙にはパルプ繊維を漉き込むことで耐久性も強化しています。

こちらのブックカバーは、和紙の上に漆で柄を描いた「SIWA x URUSHI」のラインナップとなり、画像では分かりにくいですが漆の厚みが盛りあがり立体的なモチーフが浮かび上がります。

一見すると、鹿革に漆で模様付けする甲州印傳の伝統工芸品のような雰囲気もあります。品が漂うなかにも力強さが感じられますね。

使い込むほどにやわらかく、手から伝わる紙のぬくもり。

時の経過による深みの変化をともに愉しむことができる革ならではの味わいを、この和紙は体感させてくれます。

 

テキスタイルの図案はファブリックから手掛ける服作りでコアなファンも多いファッションデザイナー、皆川明さんによるもの。SIWAとmina perhonen(ミナ ペルホネン)のダブルネーム商品というのも注目度高めです。

mina perhonenとのコラボデザインは写真にある letter of flower の他に、 skyful  pacific の3ラインがあり、どれもminaらしい繊細な美しさと遊び心がよく表現されています。個人的にはお魚がアクセントの pacific にも惹かれてしまいます。

 

古くからある和紙という素材に新しい付加価値を創造。

現代の暮らしの中にとけこんでいく製品

SIWA x URUSHI patterned by mina perhonen

8,640円(税込)

 

詳しくはこちら

 

和の器

パーティーセット

「料理を美しく引き立たせ、豊かであたたかい空気を創りだすような紙の器」

和の皿という商品コンセプトがダイレクトに伝わるようにと名付けられた「WASARA」。手にした時の姿をイメージしてデザインされたフォルムがなんとも流動的でなめらか。

料理を引き立たせ、静かに佇む存在感がたまりません。

非木材であることにこだわり、年間排出量が世界中で約1億トンにも上ると言われる竹とサトウキビの搾りかすを原料とするWASARA。100%土に還るコンポスタブルで自然環境への負荷に配慮した環境にやさしいお皿です。

 

私が思うに、料理がお好きな方はみなさん、お皿をとても大事にされていると感じます。器選びもしかり、トコトンこだわられているのではないでしょうか。愛情を込めて作った料理には、その料理にふさわしい最高の舞台でおいしく輝いてほしいものです。

ファッションは靴選び、足元からなどというお話しがありますが、もしかしたら料理の神髄はお皿選びからなのかもしれません。

 

ちなみにこちらの製品、ディスポーサブル。なんと、一度きりの使い捨てポイ紙皿なのです! 陶器のようでも紙なのです。

儚すぎますよね。こんなにも洒落たお皿をもったいないと思うのが人の性。正直、飾っておきたくて使えない……なんていう方がいてもまったく不思議ではありません。

軽くて丈夫なWASARAはアウトドアにパーティー、ケータリングに最適ですが、学術会や発表会などシチュエーションを問わず幅広い用途でお使いいただけます。

オーダーに応じてロゴやデザインを刻印してくれるサービスもあり、ビジネスシーンにおいてさりげなく相手に印象を残す大人のアピールも! 乙でございます。

 

食に対する感謝の気持ち、季節の移ろいと美意識、自然への畏怖。日本人の心、精神性や美意識を映し出す和の器がここにあります。

食事をより愉しく、洗練されたものに。

 

製品のタイプやデザイン、組合せは多数。

詳しくはこちら

画像の丸皿、ボウル、コーヒーカップなど各6枚入りのパーティーセットは3,285円(税込)

WASARAの普遍的な機能美は国境や文化を越えて多くの方に支持されています。

 

紙のあれこれ、今回は2点をご紹介しましたが、いかがでしたか?

ふと周りの見渡せばそこには作家さんのパッションとソウルが感じられる紙の製品が本当にたくさんあることに気がつきます。これからも、そんな熱い紙の製品をご紹介していきたいと思います。

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