TOP / 言葉 2018.11.01

町と街 村と邑

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昔流行った唄で「街の灯り」というのがありました。の灯りはを使いますが、まちにはがありますよね。

以前からこの漢字の使い分けがよくわからないままでおりました。

他にも題名に「まち」がついている歌は多く

角トワイライト 恋人も濡れる角 スノーフレークの角 雪が降る 裏切りの角 のサンドイッチマン

あのこの 裏人生 おんな港 わたしの城下 港ブルース 雪の降る

上に挙げた歌の題名を見ると、どうやら街角はを、港町はを使うようです。でも使い分けはこれだけではよく分からないです。

どのように使い分けていけばよいのか調べてみました。

町の使い方

には色々な意味や定義があります。

●地方自治法による普通地方公共団体の一種

●人々が住む家などが多く集まっているところ、またその区域

●多くの人や家が密集している地域。都会。英語で言えばtown、またはcity

用例としては

中で暮らす

はずれ

おこし

街の使い方

対しては商店やビルなどが立ち並ぶ賑やかな道筋のことを言うようです。英語にするとstreetが近いです。

用例としては

で買物をする

かどで出会う

学生の

の灯

ですが、この用例で使ったは「かど」や「学生の」のように、の字をあてても良いとされていますが、の字の用例にあった「おこし」や「隣」をには替えられません。

他の場所と区画が区切られていて堺がはっきりしているのが、はっきりしていないのはともいえます。

の代わりに使えますがに代われない為、どちらか使いかたに迷った場合はを使っておけば間違い無いです。

でははどう使い分けるのでしょう。

村はどう使う?

とは

●人の集まり住んでいる所。村落。

●地方公共団体の一。そん。

●農業・漁業など地域と結びついた生産活動に従事する人々が住む地域。町に対していう。

●ある目的のために、大勢の人が集まっている場所。

用例

選手 国民休暇

 

邑の使い方

●周囲を壁、城壁、濠でかこまれた聚落のこと。

●古代文明圏における都市国家

●定住生活が始まり農業生産力が徐々に高まっていくなかで、人々が集まって生活するところ、集落を村といった むら。いなか。

●群と同源。

なるほど、人が群れてとなったわけですね

は町に対して使われる集落の名称に対し、は集落を指すことばで山の中であっても栄えている場所、「町」であっても使われていたようです。

あなたが今いる場所は町? それとも街? 村?

 

出展:三省堂/大辞林、小学館/デジタル大辞典

 

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