TOP / 社員日記 2024.07.31

線香花火の豆知識

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線香花火

8月1日は花火の日。
1948年(昭和23年)の8月1日に戦中に禁止されていた花火が解禁されたことにちなんで1967年(昭和42年)に制定されました。
実は花火の日は一年に3回あって、5月28日、8月1日、8月7日が花火の日に制定されています。
さて、今回はそんな花火の中でも線香花火についてご紹介いたします。

線香花火とは

線香花火とは江戸時代に開発された花火で、元は細い藁の先に火薬をつけた花火を香炉や火鉢の灰に立てて遊んでいたのが始まりです。
花火を立てた様子がまるで仏壇に供える線香のようなので「線香花火」と呼ばれるようになりました。

線香花火の種類

線香花火には大きく分けて2種類あり、東と西で親しまれている花火が違うとされています。
関西を中心に親しまれてきたのが「スボ手牡丹」。
スボとは稲藁の芯を意味する「わらすぼ(わらしべ)」のことで、藁の先に火薬をつけた線香花火の原型と同じ作りをしています。
火のついた方を上に斜め45度程度の角度に持って遊びます。

一方、関東を中心に親しまれてきたのは「長手牡丹」。
関東では米づくりよりも紙すきが盛んだったため、藁の代わりに紙を使って作られました。
こちらは火のついた方を下に垂らして遊びます。

線香花火の変化

線香花火は火をつけてから落ちるまでの間に4段階に変化します。

火をつけてから次第に火の玉がまあるく大きくなっていきます。
この状態を花が咲く前に見立てて「蕾」といいます。

牡丹

パチパチと力強い火花が散りだす状態が「牡丹」。
「スボ手牡丹」も「長手牡丹」もこの牡丹の名前が付いています。

松葉

牡丹から勢いを増して四方八方に火花が広がる状態が「松葉」。

散り菊

最後は「散り菊」。
火花が一本一本と線のように落ちていく状態です。
赤かった火の玉が黄色に色を変え、燃え尽きるまでを指します。

4段階を花に例えて表現する様は非常に風流ですね。

おまけ

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参考:日本経済新聞(もっと関西 西の線香花火 東と違う風情(とことんサーチ)) / ウェザーニュース(線香花火は東西で違う!? 燃え方には4段階) / 筒井時正玩具花火製造所

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