TOP / 言葉 2020.08.26

「仙人掌」読みにくい漢字。これ何て読む?

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暑さの峠は越えたような気もいたしますが、まだまだ暑い毎日で、頭も身体もぼーっとしがち。

今日はかる~く頭の体操なんていかがでしょうか。

仙人掌

仙人掌。

先日、俳句の会で他の出席者の方達の俳句を読むお当番となりました。

この当番になると、毎回軽く緊張いたします。何故かというと、読めない漢字がたくさん出てくるからです。

皆さんその漢字を使って句を作っているわけですから、私が勉強不足なだけなのですが、先日の会でこの漢字が使われた句があったときはさっぱりわからず、急いで読み方を調べました。

「へえーそうなんだ」と感心しきりの私に、先生から「何年やっているのか」とお叱りがあったのは言うまでもありません。

というわけでこの漢字のよみかた。正解は、

さぼてん

覇王樹と書くこともあるそうです。

どうしてさぼてんを仙人掌と書くのかについては諸説あるようですが、さぼてん、シャボテン、シャボンテン、という訛りからきているという説があります。これは一部のさぼてんが、石鹸のように油分を落とす作用があるらしく、それでシャボンテン。石鹸のように落とすというのは仙人の掌のようじゃないかということで仙人掌となったというのです。

また、ある説では、ウチワサボテンの姿が、まるで仙人の掌のようだからということです。

どちらもなんとなく納得がいきますね。

鬼灯

 

鬼灯

これは、ご存知の方も多いかもしれないですね。答えは

ほおずきです。

お盆のときの迎え火や提灯のように明々としているから。逆に言えば、自然の中で迎え火や提灯に代わる役割をしているのが「鬼灯」だから、ということです。

蒲公英

季節は春に移って蒲公英です。

正解はたんぽぽ

どうしてこの漢字を使うことになったのかはよくわかっていないようです。

海月

海月

これは、アニメにもなった大人気漫画「海月姫」でご存知の方も多いかもしれません。

くらげですね。

諸説ありますが、傘を開いて漂う様子が満月に似ているからという説が有力のようです。

馬大頭

馬大頭

「うまおおず」でも「うまだいとう」でもありません。

おにやんまが正解。

どうしてこの漢字になるかという理由は調べましたがよくわかっていないようです。

ただ、何となく馬のように大きな頭のトンボという、そのままの理由の気がしないでもありません。

参考:ホトトギス新歳時記 三省堂

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