五反田の新定番! 五ぱんだ焼き
五反田
2024.05.01
会社にいらしたお客様に大変美味しいきんつばをいただきました。
その箱を見て、はっとしました。
きんつばってもしかして刀のつばからきているの?
好物なのに、この箱を見るまで考えたこともなく「きんつば」と呼んでいました。
きっとちこちゃんに知られたら叱られる案件です・・・。
ということで調べてみました。
きんつばは、餡の周りに米粉を水で溶いたものを薄くつけ、それを焼いたお菓子で、発祥は江戸時代前期の1600年代後半あたり、京都とも大阪とも言われているようですが、いずれにせよ関西で作り始めたもののようです。
その当時の日本では、砂糖は大変な高級品であったため、お菓子はまずは富裕層の多く住む京都や大阪で生まれ、発展し、将軍のお膝元である江戸に入ってまた流行るという流れだったようです。
その形と色が、関西では丸く、刀の鍔の部分のようであったため、銀の鍔、ぎんつばと呼ばれていましたが、その後1700年代に江戸に入った際に、上方で銀鍔なら、その上をいく金という名前にしようということになり、形も作るのに効率の良い四角になったようです。
更に周りにつける粉も米粉ではなく小麦粉を水に溶いたものとなり、これを纏わせて鉄板で焼くものと変化しました。
吉原の遊女たちの間で、「年季増しても食べたいものは土手の金鍔さつまいも」と川柳にもうたわれたほどの人気の菓子だったようです。