
育休についての感想を、確実に幸せそうな微笑みをたたえながら話しだしてくれたのは、グッドクロスで6人目の男性育休を取得した情報システム部部長の竹村さんです。
共働きで、第一子の時にも育休取得経験のある竹村さんが、第二子の誕生を機に再び育休を取得しこの度復帰しました。
育休の期間は、2025年1月6日から2月2日までの約1ヶ月間。
貴重な経験と率直な想いを語ってもらいました。
取得のきっかけ
竹村さんはご自身のご両親、奥様のご両親ともに遠方にお住まい。
第一子の育休取得時にも、その必要性を強く感じていたと言います。
「もともと在宅勤務が中心で、家事・育児にも積極的に関わっている方ではありましたが、新生児のお世話と上の子の対応を両立するには、より柔軟に動ける時間が必要だと感じました」
仕事と育児の両立、そして管理職としての立場とに思い悩んだ末に育休の取得を決意した背景には、様々な想いがあったようです。
奥様の反応
「コロナ禍以降も弊社はテレワークという働き方をしている為、普段から仕事中も自宅にいますが、仕事中は当然業務にあたっているので、実際にはサポートできる範囲に限りがあります。育休を取ることで、時間帯を問わず家族に寄り添えるようになり、特に精神面での支えになったと感じています」と言う竹村さん。
奥様からの「もう少し育児休暇の期間を伸ばしてくれたらなぁ~」という言葉には、育休がご家族にとってかけがえのない時間であったこと、竹村さんのサポートの大きさが伺えます。
上司・同僚の反応
育休の取得にあたり、周囲の理解も大きかったようです。
「理解ある対応をしていただいたと思います」という言葉から、周囲の理解やサポート体制が垣間見えます。
取得にあたって準備したこと
仕事面では「イレギュラーでないものは各自対応できる体制として、事前準備は特にしませんでした」とのこと。
日頃からスムーズな連携体制を築けていることが伺えます。
家庭・子育て面では、第一子の時と同様に、基本的な役割分担の取り決め、役所手続きのタスクとスケジュールの摺り合わせ、育児用品の見直し、追加購入などをしっかりと準備されたそうです。
育児休業中どう過ごしたか
育休中は、第一子のケアと第二子の世話の両立に奮闘。
日中から夜帯は家事対応と、まさに育児と家事に専念する日々を送りました。
復帰後の働き方と育児について
在宅ワークが基本となる復帰後の働き方については、「保育園の送迎は休憩を使って対応。(中抜け分、退勤時間が押して風呂入れや寝かしつけがさらに遅くなるため)」と、早くも具体的な工夫で乗り切っています。
また、第二子の誕生で上の子が寂しくならないよう「保育園登園前にストライダー(キックバイク)の練習を日課にして、一緒に行動する時間をより増やしました」というエピソードも。
これには父としての、お子さんへの深い愛情が感じられます。
育児休業を取得した感想
育休を終えて、竹村さんは
「第一子同様助かりました。完全に仕事から離れ家事育児に専念する時間が持てたと思います」と振り返っています。
情報システム部の部長という責任ある立場でもある竹村さんにとって、完全に仕事から離れる時間を持てたことは、取得前には不安があったものの、いざ取得してみると家族との絆を深め、心身のリフレッシュに繋がる貴重な期間となったようです。
これから育児休業を取得する男性職員へのメッセージ
最後に、これから育児休業を取得する男性職員に向けて、力強いメッセージを送ってくれました。
「育児休業は『休み』ではなく、家族との『大切な時間』だと思います。在宅勤務だからこそ、『なんとか両立できるのでは』と思う人もいるかもしれませんが、想像以上に体力も気力も使います。だからこそ、家庭に集中できる育休という制度はとても意味のあるものと感じますので、ぜひ活用しましょう。」
男性の育児休業取得は社会全体で見るとまだまだ少数派かもしれません。
しかし、竹村さんのように積極的に育児に関わる男性が増えることは、ご家族の幸せに繋がるだけでなく、企業の多様性や働き方改革を推進する上でも重要な一歩となります。
今回、竹村さんの体験を伺い、これまで男性の育休というと私は東京ガスのコマーシャルしか頭に浮かばなかったのですが、より具体的にまたひとつ、育休を取った男性社員とそのご家族の様子を鮮明に想像することができました。
弊社では、これからも社員一人ひとりのライフワークバランスを尊重し、多様な働き方を支援してまいります。
さいごに
名刺のどこかに「育児休暇取得しました!」などひと言入れてみるのも印象に残る名刺になりますよ