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2016.01.29 (金)

「ご多用」が多用されるのはなぜか?

忙しい「ご多のところ恐縮ではございますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。」
先方に依頼をする際、このような文面を書くことがあると思います。
ここに使われている「ご多忙」は、相手への気遣いが込められたクッション言葉です。
しかしながら、近年この文を一文字変えて
「ご多のところ恐縮ではございますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。」
とする人が増えてきているとか。
確かに意味もまったく変わらないし、響きが少し聞きなれない風ですが、慣れれば気にならなくなるでしょう。
なぜ「ご多用」を使う人が増えてきているのでしょうか?

やっぱり縁起を担ぐのが好き!

「ご多忙」の「忙」の字は「りっしんべん(心)+なくす(亡)」で構成されています。あれこれと追われて心をなくすほど忙しい様を表しているのですね。
さて、この「心をなくす」というところに引っ掛かりを覚える方もいるため、同じ意味の「ご多用」を使う機会が増えているようです。
確かに同義の単語があるのであれば、字面が良い方を選ぶ方が相手への配慮となり無難でしょう。

こういった気を回すのは表意文字ならではと考えると、なんとも味わい深い気がするのですがいかがでしょう?

カテゴリー: 言葉

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