TOP / 言葉 2018.10.09

あれもこれも!? 将棋から生まれた言葉

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将棋

テーブルゲームから生まれた言葉、第二段は将棋!
昨年(2017年)は史上空前の将棋ブームと称されるほど将棋界に世間が沸き、今なおその熱は冷めません。

私自身は将棋をやったことがないのですが、その魅力は盤上の戦争でありながら戦死者が全くいないことではないでしょうか?!
相手から奪った駒を自分の手持ちとして利用することができるのって将棋だけだと思うんですよね。
他のゲームでもあるのでしょうか? 知っている方がいらっしゃっいましたら情報をください!

それでは、将棋から生まれ、私たちが日常的に使っている言葉をみていきましょう。

王手

これは皆さん、ご存知ですよね。意味は「最終的な勝利を得るまであと一歩の段階。相手の死命を制するような決定的な手段」です。優勝に王手をかけるといったように使います。

王手

将棋の王手は直接「王将」を攻め立てる手を言います。
あくまでも王手は「このままいくと次の手で王将を取れるぞ!」という手なので、王手した・された瞬間に勝敗が決まるわけではありません。
だからこそ、日常的に使われる「王手」も勝利を得るまでにあと一歩の段階なのです。

逆王手

逆王手は「スポーツのリーグ戦などで、優勝候補とされる者を下位の者が追い上げ、逆転優勝の可能性が生じること。」に使います。下剋上と似ていますね。

起死回生

将棋の逆王手は、王手に対して受けたり、逃げた手が、逆に王手をかけることを指します。まさに一発逆転の手ですね!

成金

成金は「急に金持ちになること。また、その人」を指します。
歴史の教科書で、百円札に火をつけて「どうだ明るくなったろう」と言っている成金の風刺画なんかが有名ですよね。
あの絵は第一次世界大戦の戦争特需による成金を描いたもので、当時の百円札は今の百万円ほどの価値があるとか。
靴探しに百万円・・・・・・もももももったいない!

成金

さて、将棋の成金ですが、将棋は玉将(王将)と金将以外の駒は、相手の陣地に入るとより強力な駒へと進化することができます。これを「成る」と言い、駒を表から裏にひっくり返します。
歩兵、香車、桂馬、銀将が成った場合は、金将と同じ動きができるようになります。
この金将と同じ動きができるようになった駒を、俗に成金と呼ぶそうです。

高飛車

高飛車は「相手に対して高圧的な態度をとることや、その様」を表します。

お姫様

将棋の高飛車は、自軍の前に出した「飛車」やその戦法を指します。
飛車は非常に強い駒なのですが、通常は自軍に控えたまま、相手陣地を睨むように使うのが一般的。
相手を威圧する攻撃的な戦法であることから、頭ごなしに相手をおさえつけるような態度に対してもこの言葉が当てられるようになったのでしょう。

持ち駒

持ち駒は「いつでも必要なときに使えるように用意してある人や物」のことですね。

ごま団子

一方、将棋の持ち駒は相手から取って自分の手元にあり、いつでも使える駒を指します。手駒とも言いますね。

詰み

SNSやインターネット掲示板などでよく見かける「詰んだ」というネットスラングも将棋由来です。
「確実に助からない状態」「もはや全てが終わった状態」などに使われます。

詰んだ

将棋の「詰み」は王将がどこにも逃げられなくなる状態を言います。
つまり、負けを回避できなくなった状態ですね。将棋はどちらかが「詰み」になった時に勝敗が決します。

必死(必至)

必死は「必ず死ぬこと」、または「死ぬ覚悟で全力を尽くすこと」ですね。
必至の意味も似ていて、「必ずその事がやってくること。そうなるのは避けられないこと」を指します。

必死

将棋用語の必死(必至)は、どう守っても必ず詰んでしまう状態を言い、その攻め手を「必死をかける」と言います。
将棋には「長い詰みより短い必至」という格言もあるとか。必至をかけるの終盤で重要なテクニックなのですね。

 

いかがでしたか?
「これ、将棋由来の言葉だったの?!」というような意外な言葉はありましたでしょうか?
次回は囲碁から生まれた言葉をご紹介します。

 

参考:三省堂『大辞林』 / 小学館『デジタル大辞泉』

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