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TOP / 言葉 2020.08.04

禍と渦 コロナ禍かコロナ渦かコロナ鍋か

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「コロナ禍」

今や聞かない日、見ない日が無いほど使われている言葉です。

少し前にこの「コロナ禍」の読み方を知らなかったというのも話題になっていましたが、今ではすっかりそれも解消。

殆どの人が「コロナか」であると認識していると思われます。

ただ、この「禍」。いざ文字にするときにはまだ迷う人もいるようで、コロナ禍なのかコロナ渦なのかで主に迷うことになるようです。

そこで、今回は禍と渦の意味の違いについて検証していきたいと思います。

正解は禍を用いたコロナ禍なのですが、この禍という文字には災いという意味があります。

辞書を見てみますと「」には

1.良くないこと。ふしあわせ。

2.予期していなかった災難や不幸、厄などを意味する語。反対語は「福」

(参考:実用表現日本語辞典、三省堂大辞林)

とあります。

「禍」を使った熟語としては、戦禍、水禍、災禍、禍神、などがあります。

どういう意味かは反対語が「福」というところで殆ど理解できますね。

」はどういう意味のある漢字かといいますと、

1.水などが中心に向かって巻き込みながら激しい勢いで回っている状態。また、その流れ。

2.1のような形や模様。

3.入り乱れた、めまぐるしい動き。また、周囲を巻き込みながら一つの方向へ向かう流れ。「人のー」「興奮のー」「紛争のーに巻き込まれる」

 (引用:三省堂大辞林第三版)
「渦」を使った熟語としては渦動、極渦、戦渦、渦巻、などがあります。

さて、ここで出てきた「戦渦」と、先ほどの「禍」の熟語で登場した「戦禍」。どちらかが使い方を間違っているのではなく、それぞれ微妙に意味が異なる熟語であり、どちらの使いかたも正解です。

「戦禍」は戦争による被害、損害そのものを指し、
「戦渦」は戦争による混乱に巻き込まれる様をいいます。

このように同じような使い方をする言葉が他にもあることが、今回「コロナ禍」を「コロナ渦」と迷ってしまう人が出る要因になっているのかもしれません。

そもそも「コロナ禍」という言葉自体が聞き慣れない言葉であり、今回「新型コロナウィルス」という、全く未体験の脅威を前にして、これまでも使われていた「水禍」「戦禍」のような言葉に禍をつけたものと同じように、ニュースのタイトルなどに使うことでインパクトをもたせているのかと思われます。

NHKの放送文化研究所では、以下のように説明し、番組のタイトルやテロップで使う分には構わないが、ことばとして発するのには慎重な姿勢を解説しています。

ただ、こうしたことばは「書きことば」としては効果的でも、「話しことば」としては、あまりなじみません。テレビやラジオで伝え手が[コロナカ]と声に出して言っても聞き取りにくく、聞き取れたとしても「コロナ禍」は最近使われ始めた新語であるため意味が伝わりにくいからです。今のところ、放送のことばとしては「コロナ禍」は画面上の表記に止め、声で伝えるときには「新型コロナウイルスの感染拡大(による・・・の影響/状況)」など、伝える場面や内容に応じて具体的に分かりやすくことばを紡ぐことが求められるでしょう。「コロナ禍」ということばの使い方について最近行った民放各社との意見交換でも、「番組タイトルやニュースのテロップでの使用はあるが、読み原稿やスタジオトークでは使わない」という意見でおおむね一致しており、放送のことばとしては、慎重な姿勢がうかがえました。
(引用:NHK放送文化研究所)

確かに、今では「コロナか」というのがすんなり入ってくるようになりましたが、ほんの数ヶ月前には、何と読むのかが話題になった言葉が、ニュースの最中で盛んに使われるというのは違和感を感じます。

そして、「コロナ鍋」に至っては、想像してしまうと、コロナ禍よりもコロナ渦よりもちょっと怖いです。

使い方にはこれからも注意が必要ですね。

個人的に思いますには、「渦」は巻きこまれることで「禍」がふしあわせなのだとしたら、今は「コロナ禍」ではなくてどちらかというと「コロナ渦」なんじゃないかという気さえしてきますが、益々こんがらがってしまうので、この辺りで失礼いたします。

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