TOP / 言葉 2020.10.01

「制作」「製作」「作成」「作製」「製造」の使い分け

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つくる

何かをつくるときの表現のバリエーションは様々です。
何をつくるかによって適切な表現が選べるよう、「制作」「製作」「作成」「作製」「製造」の使い分けをまとめてみました。

「制作」と「製作」の違い

まったく同じ音なのに漢字が違う「制作」と「製作」。
その違いは何でしょうか。

「制作」は絵画や彫刻など芸術作品を作ること。
「製作」は道具や機械を使って実用的な物を作ったり、量産することを指します。

映画やドラマを例に取ってみると、創作活動として作品そのものを作ることは「制作」で、資金調達や宣伝などのプロデュースをする際には「製作」と表されます。
クリエイティブな活動かどうか、実用的で量産できるものかどうかが「制作」と「製作」の使い分けの鍵です。

「作成」と「作製」の違い

「作成」と「作製」の違いはなんでしょうか。

「作成」は書類や文章、計画などを作り上げること。
「作製」は品物や機械、図面など、物を作りあげることです。「製作」と漢字が逆なだけあって、「製作」とほぼ同じ意味です。

「作製」が物を作ることに限定されるのに比べて、「作成」はデータやデザインなど実際には形がないものを作るときに使われることが多いです。
内容を作ることを「作成」、それを実物にすることを「作製」と覚えておくとよいかもしれません。

ちなみに、図面は内容を作ることであるにも関わらず「作製」の文字が使われることが多いですが、これは物を作製するための製造工程に含まれているためです。
加えて、図面を書く「製図」という言葉も一般化しているため例外的に「作製」が用いられます。

「製造」とは

「製造」は原料に手を加えて製品にすることです。
「製品」……つまり販売するための品物を作ることが「製造」なのです。製造業という仕事の分類もありますね。

「製造」と「製作」は意味が似ていますが、「つくる」という漢字が違います。
「作」は小規模のものや抽象的なものについて用いられる場合が多く、「造」は大規模なものを工業的につくる際に用いられる場合が多いです。
このことから「製造」の方がより工業的な意味合いを多く含んだ言葉であることが分かります。

いかがでしたか?
表現に迷ったときに参考になると幸いです。

 

参考:違いがわかる辞典(「制作」「製作」「作成」「作製」「製造」の違い) / ニッポン放送 NEWS ONLINE(「制作」と「製作」の意味の違いと使い分け方) / TRANS.Biz(「作成」と「作製」の違いは?制作・製作を含めた場面別の使い分け) / 明日のネタ帳(製作」と「制作」と「作製」と「作成」の違い|使い分け方を解説) / 新漢語林(大修館書店) / デジタル大辞泉(小学館)

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