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東京五輪を10倍楽しむためのルール予備知識 水球

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いよいよ東京オリンピック2020のチケット申込の受付も始まりました。

今までよくわからなかった競技もルールを知ればたちまち観戦が楽しくなります。

ということで2020東京オリンピックを10倍楽しむためのルール予備知識、今回は水球です。

東京オリンピック公式サイトの競技一覧を見ますと、水泳は競泳、飛び込み、アーティスティックスイミング、水球に分かれています。

その中でも水球は実際に観る機会が少ないと感じ、調べてみることにしました。個人的には吉川晃司がジュニアの日本代表だったということでどんなスポーツなのかもうちょっとよく知りたいという別の動機もあり、調査開始。

水球は、1チーム7人の2チームで行います。7人のうち1人はゴールキーパーです。

水深2メートル以上のプール内につくられた縦30メートル(女子は25m)横20メートルのコート内でボールをゴールに入れて得点を競います。

試合時間は1ピリオド8分の4ピリオド、32分間ですが、ファウルをとられた間など時計が止まるので実際には1ピリオド12分程度になります。

ゴールキーパー以外の選手はボールを片手で扱うことが定められていて、攻撃開始から30秒以内にシュートに持ち込まなくてはならないというルールがあり、それを過ぎると攻撃権が相手に移ります。

写真で見るとプールの中で立って競技をしているかのように見えますが、選手は試合中はずっと水面下で達泳ぎをしていて床に脚がついていません。

相手を掴んだり蹴ったりというプレーもあり、ボールを掴んでいない選手に対して行うとファウルになりますが、ボールを持っている選手に対してはファウルにならない為、荒々しい攻防が繰り広げられ「水中の格闘技」とも呼ばれます。また、英語ではWater Poloと言います。

ファウルが多い点も水球というスポーツの特徴で、それによって勝敗が大きく左右し、また観ていて面白い点でもあるのです。

ファウルは、軽い反則であるオーディナリーファウルと思い反則のパーソナルファウルに分けられ、パーソナルファウルエクスクルージョンファウルペナルティファウルとに分かれます。

エクスクルージョンファウルはボールを持っていない相手を捉え、水中に沈めるなどした場合に取られ、ペナルティファウルはゴール前で恐らく相手の得点になるであろうというプレイを妨害するファウルです。

パーソナルファウルをとられた選手はゴール横にある「退水ゾーン」で20秒間の待機が命じられます。

エクスクルージョンファウルペナルティファウルを1試合の中で3回行った選手はその後のその試合に出場できなくなります。

選手は身体を水中で垂直に維持しながらプレーするだけでなく、球を追う際は泳ぎ、シュートのときには揚力と浮力を組み合わせ水を蹴り上げ、瞬間的に大きく水面から高く身体を持ちあげた状態で素早く打つ、その瞬間はやはりこの競技の一番の見どころであります。

水を蹴って上にジャンプなんて普通に考えたらできないことをやってしまうわけです。バレリーナが体重が無いように空中にふわりと浮くようにジャンプするのと相通じる人間の身体能力の凄さを感じます。

水球はサッカーとアメフトとラグビーを合わせたようなエキサイティングなスポーツと感じました。

東京オリンピック2020では水球の試合は女子は7月25日から、男子は26日から予選がスタートし、女子の決勝は8月8日、男子は翌9日に東京辰巳国際水泳場で行われます。

予選チケットは3,000円~10,000円。決勝戦は5,000円~18,000円。

 

水球のまとめ

人数

1チーム7人(うち1人はゴールキーパー)×2チーム

時間

8分×4ピリオド=計32分

同点の場合はペナルティシュート戦

基本ルール

ボールを相手方ゴールに入れて得点を競う

キーパー以外は片手のみ使用(両手の使用は禁止)

ボールを持っている相手にはタックルできる

攻撃から30秒以内にシュートしなければならない

パーソナルファウルをした選手はゴール横にある「退水ゾーン」で20秒間の待機

 

 

 

 

 

 

 

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