TOP / 言葉 2021.05.21

2021年5月26日はスーパームーンで皆既月食

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2021年5月26日は今年最大の天文ショー、皆既月食が日本全国で見られます。

今年は月食はもう一度、11月19日にも見ることができますが、この時は部分食。

5月26日は月が地球の影にすっかり覆われてしまう皆既食であると同時に、月が今年最も大きく見える日でもあるのです。

皆既月食が起きる5月26日の月は、地球の中心から35万7,000km。

対して最も遠くなる12月19日は40万6,000km。

資料:国立天文台天文情報センター

距離もそうですが、見た目の印象も確実に違います。

実際の大きさを並べて比較することはできないので、はっきりとした違いを感じられるとは限りませんが、今年最も大きく見える月が欠けていく様子を観察できるというのは、見ごたえがありそうです。

次に、月食はどういう仕組みで起こるのかを簡単に確認していきましょう。

地球は太陽の周りを自転しており、月は地球の衛星として回っています。

地球も太陽の光を受けて、太陽と反対の方向にその影が伸びています。

地球の影の中を月が通過することによって、月が暗くなったり、欠けたように見える現象が「月食」です。

資料:国立天文台天文情報センター

月食は太陽、地球、月が一直線上に並ぶとき、満月かそれに近い時に起こります。

皆既月食は、月が地球の影にすっぽりと完全に入ったときに起こります。

けれど、完全に影に入ったからと言って、月が真っ暗になったり真っ黒に見えたりするのではなく、赤銅色に見えるのです。

これは、地球の周りには大気があって、太陽の光が地球を通っていくときに、大気を通過するのですが、その時に青い光は波長が短いために、地球の大気のところで散乱するのです。

対して赤い光は波長が長いために散乱せずに、弱い光となって大気を通過していきます。

また、大気がレンズのような働きをするため、太陽の光は屈折して地球の作った影の内側に入り込みます。それで、月が赤く見えるということです。

この色もいつでも同じように見えるのではなくて、地球の周りの大気の中にチリが少ないと、オレンジ色に見えるそうです。

日食と違い、月食は肉眼で観察できるところも良いですね。

望遠鏡があればいっそう細かな観察が可能です。

資料:国立天文台天文情報センター

東京では月が出るのが18時37.5分、部分食の始まりが20時9.4分、食が最大となるのが20時18.7分、皆既食の終わりが20時28.0分、部分食の終了が21時52.8分です。

月が出る時間が各地で異なってきますが、食の始まる時刻はほぼ同じです。

詳しくは国立天文台のページなどでご確認ください。

あとはお天気がどうなるかですね。晴れますように!

出典:国立天文台

 

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