TOP / 留学 2022.08.23

時を織る手仕事 少数民族が紡ぐ文化

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代表的な伝統工芸品に少数民族の心和む手織物があります。

母から子へ世代を超えて受け継がれてきた技法により、自然や暮らしの道具を抽象化した模様や土着信仰から着想を得たモチーフが織り出されます。

PinPonショップで販売中の「サガダ」もまさにそのような民族伝統柄の手織り工房のひとつです!

グッドクロスはSAGADA WEAVING1968の日本総代理店となりました。

サガダ織特有のXとダイヤモンド柄は臼と杵をパターン化したデザインで、2011年にIPO(知的財産庁)はサガダ織に特許証明書を付与しました。

また、SAGADA WEAVING1968にダイヤモンドとXのデザインを組み合わせた6色の工業デザインを製造、使用、販売、輸出する独占的権利を付与しました(特許登録番号3-2009-00441~00446)。

SAGADA WEAVING1968を含むサガダの織物は全てフィリピン政府により保護の対象となっていますが、SAGADA WEAVING1968だけが唯一、政府の貿易省の指導の元海外への輸出を許されています。

まさに、世界に出して恥ずかしくない、誇れるものというお墨付きがあるということですね。

そして、GCマイクロサークル「フィルラボ」で新たに注目したのがヤカン族の織物。

サガダ織とはまた違ったテイストで、カラフルで幾何学模様が特徴の手織物はフランスのラグジュアリーブランド「Christian Louboutin」とコラボ商品があり日本のタレントや海外セレブもインスタグラムなどで投稿しています。

時の流れとともに失われつつある固有の文化を絶やすまいと、織手は心で時を織り続けています。

※ヤカン族は
・ミンダナオ最西端にある都市ザンボアンガに近い離島バシラン島の少数民族
・Yakan Weaving Village(ヤカン族織物村)は本島のザンボアンガ市郊外にある

 

この記事を書いた人

渡部賢宏(PHN)
植村明美(広報宣伝)

 

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