TOP / 言葉 2021.08.25

なぜ変異株の名前はデルタやアルファなのかその理由

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新型コロナウィルス、COVID19の国内の新規感染者数は連日、過去最高を記録してしまいました。

これまで過去最高の国内の新規感染者数と言われた5月中旬の4倍程度にあたる25,000人もの人が新たに感染者として数えられています。

これは「変異株」と呼ばれるウィルスの中でも、感染力が強い「デルタ株」が市中に広がっているためと言われています。

既にその多くがこの株に置き換わっているかもしれないと言われる感染力は、従来のものの5倍程度というと、急激な感染者の増加と照らし合わせても、合点はいきます。

加えて、ペルーで発見されたと言われる「ラムダ株」も国内で感染者が確認されています。

さて、今心配されている「デルタ」や「ラムダ」、少し前には「アルファ」や「ベータ」がありましたが、最近は「ミュー」が出現したとのこと。

あれ?全部ギリシャ文字ですね。

台風の名前に英語で女性の名前をつけるというように、なにか決まりがあるのでしょうか。

そもそも、疫病には差別や迫害を避けるため、発生国など特定するような名称をつけないということをWHOがうたっています。

新型コロナウィルス自体も、日本では新型コロナウィルスと呼ぶことが多いですが、海外ではどの国でもCOVID-19と呼んでいます。

COはcorona(コロナ)、VIはvirus(ウイルス)、Dはdisease(感染症)、19は最初に発生されたとされる2019年を指します。

新型コロナの変異ウイルスについても、「最初に確認された国の名前で呼ぶことは差別につながる」というWHOの発表をうけ、各国ともギリシャ文字のアルファベットの読み方で新種の変異株を呼んでいます。

学術的にはデルタ株の場合「B.1.617.2」というような新型コロナウイルスに関して用いられる国際的な系統分類命名法がありますが、一般の人には馴染みにくいため、もう少し馴染みやすく、かつ差別のないようにギリシャ文字のアルファベットで順に名称をつけることになっているようです。

そういえば、デルタ株が出てくる前に、アフリカで発見されたベータ株というのがありましたが、「B.1.351」という呼び名は当初よく耳にしていた記憶があります。

また、変異株というのも全部同じような脅威ではなく、新たに見つかっても、心配される順に分けられていることがわかりました。

1.懸念される変異株(VOC・・・Variants of Concern)

2.注意が必要な変異株(VOI・・・Variants of Interest )

3.引き続き監視する変異株

です。

これまでに見つかっている変異株と名称は次の通りです。

【懸念される変異株VOC】
・イギリス由来の変異株(B.1.1.7)→ アルファ株
・南アフリカ由来の変異株(B.1.351)→ ベータ株
・ブラジル由来の変異株(P.1)→ ガンマ株
・インド由来の変異株(B.1.617.2)→ デルタ株

【注意が必要な変異株VOI】
・複数国由来の変異株(B.1.525) → イータ株
・アメリカ合衆国由来の変異株(B.1.526)→ イオタ株
・インド由来の変異株(B.1.617.1)→ カッパ株
・ペルー由来の変異株(C.37)→ ラムダ株

【監視を継続する変異株(VOIから除外)】
・アメリカ合衆国由来の変異株(B.1.427/B.1.429)→ イプシロン株(7月6日変更)
・ブラジル由来の変異株(P.2)→ ゼータ株(7月6日変更)
・フィリピン由来の変異株(P.3)→ シータ株(7月6日変更)

参考までに、ギリシャ文字のアルファベットの呼び方は次の通りです。(アルファベットは小文字のみ記載)

α アルファ
β ベータ
Γ ガンマ
δ デルタ
ε イプシロン
ζ ゼータ
η イータ
θ シータ
℩ イオタ
κ カッパ
λ ラムダ
μ ミュー
ν ニュー
ξ クサイ
ο オミクロン
π パイ
ρ ロー
σ シグマ
τ タウ
υ ユプシロン
φ ファイ
x  カイ
ψ プサイ
ω オメガ

オミクロンとかシグマとかは調べた時点では未だ出てきていないのですが、そんな名前のつく新たな変異種が出て来ないか、出てきたとしても、もう人々が気にならないくらいに事態が収束していることを願います。

 

出典

厚生労働省検疫所FORTH

WHO

厚生労働省HP

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